変な私と、刺青③
あれは、小学校低学年のころ。
誰に言われたわけでもなく
仏壇に供えているお水を
毎日、きれいな水に交換し始めた。
ずっと寝ている母の
手伝いをしようと思ったわけではない(笑)
綺麗な光がいっぱい見えていたから
子供心に
見えない世界を信じていたんやろうと思う。
この刺青の世界に入ろうと思った時
最初に弟子入りしたいと思ったのは
実は、彫豊のところではなかった。
遠方にある、どことなくあやしい(笑)
刺青と、心の世界を結び付ける仕事を
されている先生のところだった。
思い切って、連絡したら
OKをもらったのだけれど・・・
家庭あったし、遠いから(笑)
不思議なことに、この世界に飛び込むのに
躊躇も迷いもなかった。
一目惚れに近い。
仕事をはじめてからも
私の目に留まるのは
コンベンションで賞をとるような作品でも
イベントでそれらを
見せ合っている場所でもなく
刺青を、魔よけや護符として
体に刻む仕事をされているアーティストの作品。
度々
仕事しながら、
これ、私が仕事してない。って、感じることは
一度や二度ではない。
実は、刺青の技術や、うんちくには
まったく興味がなくって(笑)
私のことをよく知らない
はじめて会ったある人が、私にこう言った。
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